競技場2.00

2.01 競技場の設定
2.02 本塁
2.03 塁
2.03 第3版解説 なぜ二塁ベースだけがベースの置き方が違うのか?>
2.04 投手板
2.05 ベンチ

2.01 競技場の設定〈1.04〉
競技場は、次にしるす要領により、巻頭1、2、3図のように設定する。 まず、本塁の位置を決め、その地点から二塁を設けたい方向に、鋼鉄製巻尺で、127フィート 33⁄8インチ(38.795メートル)の距離を測って二塁の位置を定める。次に本塁と二塁を基点にしてそれ ぞれ90フィート(27.431メートル)を測り、本塁から向かって右側の交点を一塁とし、本塁から向かっ て左側の交点を三塁とする。したがって、一塁から三塁までの距離は127フィート33⁄8インチとなる。

本塁からの距離は、すべて一塁線と三塁線との交点を基点として測る。

本塁から投手板を経て二塁に向かう線は、東北東に向かっていることを理想とする。

90フィート平方の内野を作るには、まず各ベースライン(塁線)およびホームプレート(本塁) を同一水平面上に設け、続いて内野の中央付近に投手板をホームプレートより10インチ(25.4 センチ)高い場所に設け、投手板の前方6インチ(15.2センチ)の地点から、本塁に向かって6フィート(182.9センチ) の地点まで、1フィート(30.5センチ)につき1インチ(2.5センチ)の傾斜をつけ、その傾斜は各競技場とも同一 でなければならない。

本塁からバックストップまでの距離、塁線からファウルグラウンドにあるフェンス、 スタンドまたはプレイの妨げになる施設までの距離は、60フィート(18.288メートル)以上を必要とす る。(1図参照)

外野は、1図に示すように、一塁線および三塁線を延長したファウルラインの間の地域 である。本塁よりフェアグラウンドにあるフェンス、スタンドまたはプレイの妨げにな る施設までの距離は250フィート(76.199メートル)以上を必要とするが、両翼は320フィート(97.534メートル)以上、 中堅は400フィート(121.918メートル)以上あることが優先して望まれる。

境界線(ファウルラインおよびその延長として設けられたファウルポール)を含む内野 および外野は、フェアグラウンドであり、その他の地域はファウルグラウンドである。

キャッチャースボックス、バッタースボックス、コーチスボックス、スリーフット・ ファーストベースラインおよびネクスト・バッタースボックスは巻頭1、2図のように描 く。

図表中のファウルラインおよび太線で示されている諸線は、塗料、または無害かつ不 燃性のチョーク、その他の白い材料で描く。

巻頭1図のグラスライン(芝生の線)および芝生の広さは、多くの競技場が用いている規 格を示したものであるが、その規格は必ずしも強制されるものではなく、各クラブは任 意に芝生および芝生のない地面の広さや形を定めることができる。

【付記】(a)1958年6月1日以降プロフェッショナル野球のクラブが建造する競技場は、本 塁より左右両翼のフェンス、スタンドまたは左右両翼のフェアグラウンド上にあるプ レイの妨げになる施設までの最短距離は325フィート(99.058メートル)、中堅のフェンスまでの最短 距離は400フィート(121.918メートル)を必要とする。 (b)1958年6月1日以降現在の競技場を改造するにあたっては、本塁より左右両翼および中 堅のフェンスまでの距離を、前記の最短距離以下に短縮することはできない。

【軟式注】学童部では、投手板と本塁間および各塁間の距離を次のとおりとする。 塁間の距離は23メートル。投手板と本塁との距離は16メートル。

2.02 本塁〈1.05〉

本塁は五角形の白色のゴム板で表示する。この五角形を作るには、まず1辺が17インチ(43.2センチ) の正方形を描き、17インチの1辺を決めてこれに隣り合った両側の辺を81⁄2インチ(21.6センチ)とする。そ れぞれの点から各12インチ(30.5センチ)の2辺を作る。12インチの2辺が交わった個所を本塁一塁線、本 塁三塁線の交点に置き、17インチの辺が投手板に面し、二つの12インチの辺が一塁線および三塁線 に一致し、その表面が地面と水平になるように固定する。(巻頭2図参照)

2.03 〈1.06〉

一塁、二塁、三塁は、白色のキャンバスまたはゴムで被覆されたバッグで表示し、巻頭2図に示すように地面に正しく固定する。
一塁と三塁のバッグは、完全に内野の内に入るように設置し、二塁のバッグは、図表の二塁の地点にその中心がくるように設置する。
キャンバスバッグはその中に柔らかい材料を詰めて作り、その大きさは15㌅(38.1㌢)平方、厚さは3㌅(7.6㌢)ないし5㌅(12.7㌢)である。

<2.03 第3版解説 なぜ二塁ベースだけがベースの置き方が違うのか? より>

もともと一塁ベースも三塁ベースも二塁ベースのようにラインの交差点がベースの中心にあった。しかし、一塁と三塁ベースの半分がファウルラインの外に出た状態だとなかなかフェアかファウルの判定が難しいため、1887年に現在のように完全に内野の中、つまりフェアテリトリに置かれるようになった。ところが、二塁ベースはフェアかファウルかの判定に関係ないためそのままの状態で残ったというわけである。ちなみに、本塁ベースももともと四角でラインの中に置かれていたが1900年に今の形の五角形に変わった。投手にとっても、審判員にとってもストライクゾーンが分かりやすいというのがその理由であった。(2.02、2.03)

2.04 投手板〈1.07〉

投手板は横24㌅(61.0㌢)縦6㌅(15.2㌢)の長方形の白色ゴムの平板で作る。投手板は巻頭1、2、3図に示す個所の地面に固定し、その前縁の中央から本塁(五角形の先端)までの距離は60㌳6㌅(18.44㍍)とする。

2.05 ベンチ〈1.08〉

ホームクラブは、各ベースラインから最短25㌳(7.62㍍)離れた場所に、ホームチーム用およびビジティングチーム用として、各1個のプレーヤースベンチを設け、これには左右後方の三方に囲いをめぐらし、屋根を設けることが必要である。