3.09 商業的宣伝〈1.17〉

ベース、投手板、ボール、バット、ユニフォーム、ミット、グラブ、ヘルメットその他本規則の各条項に規定された競技用具には、それらの製品のための不適当かつ過度な商業的宣伝が含まれていてはならない。
製造業者によって、これらの用具にしるされる意匠、図案、商標、記号活字および用具の商品名などは、その大きさおよび内容において妥当とされる範囲のものでなければならない。
本条は、プロフェッショナルリーグだけに適用される。

【付記】製造業者が、プロフェッショナルリーグ用の競技用具に、きわだった新しい変更を企図するときには、その製造に先立ちプロ野球規則委員会にその変更を提示して同意を求めなければならない。

【注1】製造業者には、販売業者を含む。

【注2】製造業者(販売業者を含む)以外のものの宣伝は、いずれの競技用具にも一切つけてはならない。

【注3】①バットの表面の焼印などの内容およびサイズなどは後記の範囲内にとどめなければならない
バットの先端部分には、バットモデルと、バットの品名、品番、材種のみを表示するものとし、マーク類は表示できない。
なお、これらの表示については、レーザー照射による文字入れを認める。
これらの表示は、バットの長さに沿って、縦5㌢以下・横9.5㌢以下の範囲内におさめ、文字の大きさは、それぞれ縦2㌢以下、横2㌢以下でなければならない。
握りに近い部分には、製造業者または製造委託者の名称を含む商標を表示するものとし、これらの表示は、バットの長さに沿って、縦6.5㌢以下、横12.5㌢以下の範囲内におさめなければならない。
前記商標などは、すべてバットの同一面に表示しなければならない。

② ユニフォーム(帽子、ストッキングを含む)、ベルト、ソックス、アンダーシャツ、ウィンドブレイカー、ジャンパー、ヘルメットの表面のいかなる部分にも商標などの表示をすることはできない。

③ ミットまたはグラブに表示する商標は、布片、刺繍または野球規則委員会の承認を受けた樹脂製の成型物によるものとし、これを表示する個所は背帯あるいは背帯に近い部分、または親指のつけ根の部分のうちのいずれか1カ所に限定し、その大きさは縦4㌢以下、横7㌢以下でなければならない。
マーク類を布片、刺繍または樹脂製の成型物によって表示する場合(エナメル素材のように光る素材での表示は認められない)は、親指のつけ根に近い個所に限定し、その大きさは、縦3.5㌢、横3.5㌢以下でなければならない。
投手用グラブに商標およびマーク類を布片または刺繍によって表示する場合、その色は、文字の部分を含み、すべて白色または灰色以外の色でなければならない。ただし、野球規則委員会が特に認めた場合は、この限りではない。
品名、品番、マーク類などをスタンプによって表示する場合の色は、黒色または焼印の自然色でなければならない。

④ 手袋およびリストバンドに商標などを表示する場合は、1カ所に限定し、その大きさは、14平方㌢以下でなければならない。

⑤ 以上の用具以外の用具のコマーシャリゼーションについては、本条の趣旨に従い、野球規則委員会がその都度、その適否を判断する。

【注4】本条は、アマチュア野球でも適用することとし、所属する連盟、協会の規定に従う。

【3.03~3.09原注】 審判員は各項に対する規則違反を認めた場合には、これを是正するように命じる。審判員の判断で、適宜な時間がたっても是正されない場合には、違反者を試合から除くことができる。

<3.09 第3版解説 個人名入りバット(改訂) より>

社会人と大学は、「バットのグリップエンド以外にチーム名および個人名は表示できない」としている。

日本野球連盟では、バットの先端部分に個人名を表示することはできる。ただし、その大きさは、全体で8ミリ×4センチ、1文字は8ミリ×8ミリを超えないものとする。

なお、日本野球連盟では、次のとおり取り扱っている。

バットの先端部分に個人名を入れることを認める。大きさは、全体8ミリ×4センチ以下、1文字8ミリ×8ミリ以下とする。イニシャルも可とするが、イラストの表示は認めない。

なお、プロ公認バット(NPB公認印入り)にアマのプレーヤーが個人名を入れることについては禁止とする。

 <3.09 第3版解説 バットに表示する印字 より>

バットに表示する印字(マーク、品名、品番、選手名等)の色については、白・黒・シルバー・ゴールドの4色に限る。

<3.09 第3版解説 リストバンド より>

手袋およびリストバンドに商標を表示する場合は、1個所に限定し、その大きさは14平方センチ以下でなければならない。同時に、ひじ用のサポーターをつける場合は、サポーターへの商標は認められない。

3.09 第3版解説 リストガード2015年新規追加)>

使用を認める。ただし、商標表示、選手名等一切の表示は認めない。(サポータ扱いとする。)

色規制:アンダーシャツと同色(単色)もしくは黒色、肌色、白色一色とする。

なお、リストガードについては、2015年度は猶予期間とし、2016年度以降は一切商標の表示は認めないこととする。

また、現行サポータについては商標表示を認めているが、上記に伴い、2015年度より商標の表示は禁止する。

3.09 第3版解説 手甲ガード2015年新規追加)(2016年改正)>

プロ野球が2015年のシーズンから手甲ガードの使用を解禁したため、アマチュア野球でも2016年から各連盟の判断に任せることとした。社会人、大学、軟式では使用を許可し、高校は引き続き禁止とする。

なお、手甲ガードの色はアンダーシャツと同色(単色)もしくはブラック一色に限定し、その表面には商標、選手名など一切の表示を認めないこととしている。

3.09 第3版解説 守備用手袋2015年新規追加)>

使用を認める。ただし、商標は1ヶ所のみとし、その大きさは14平方センチ以内とする。

<3.09 第3版解説 ストッキング>

ストッキングの商標が外部に露出することは認められない。