03:ボークの送球に走者が追い出されランダウンプレー中に悪送球が発生した。

1、状況:

一死走者1塁、左投手がステップせずに1塁へ送球した。一塁手は送球を捕球、走者は追い出されたので、そのまま2塁へ走った。一塁手の2塁への送球がワンバウンドし外野方向に逸れたのを見て走者は3塁を狙った。3塁塁審は2塁塁審がシグナルしたボークのジェスチャーが確認できていなかったので、三塁での触球プレイでアウトを宣告した。

2、心得:

投手が走者を意図的にだまそうとする行為を防がなければなりません。もし、投手に意図を感じたら、厳重に規則を適用しなければなりません。ボークを宣告した後、どこでプレイを止めるかを確認しなければなりません。(一塁手が送球を捕球したときにボールデッドになる)

3、ジェスチャー:

① 当該審判員は、投手を右手で指さして『ザッツ・ボーク』 “That’s a balk !” を宣告する。
② 1塁手がキャッチ → ボークを宣告した審判員は、前方に進み出て大きく『タイム』 を宣告する。他の審判員も『タイム』を同調する。
③ 当該審判員は、投手を右手で指さして『ザッツ・ボーク』 “That’s a balk !” を再度宣告する。
④ 1塁走者を右手で指さして『1塁走者、2塁へ』 “ You, second base !”と指示する。
⑤ 一死走者2塁で試合を再開する。

4、適用規則:ボーク【5.02a、5.06c3、6.01g、6.02a、定義3、定義38】

ペナルティ 各規定によってボークが宣告されたときは、ボールデッドとなり、各走者は、アウトにされるおそれなく、1個の塁が与えられる。
ただし、ボークにもかかわらず、打者が安打、失策、四球、死球、その他で一塁に達し、かつ、他のすべての走者が少なくとも1個の塁を進んだときには、このペナルティの前段を適用しないで、プレイはボークと関係なく続けられる。

【6.02a原注】ボークルールの目的は、投手が走者を意図的に騙そうとするのを防ぐためであることを、審判員は心に銘記しなくてはならない。もし、審判員の判断で投手の〝意図〟に疑いを抱いたら、審判員は厳重に規則を適用すべきである。

5、場内または伝令への説明

投手の一塁牽制に対し二塁審判が“ボーク”を宣告しましたので、一塁手が投手の送球を捕球した時点でボールデットとなります。一塁走者には一個の塁が与えられますので一死走者2塁で再開いたします。