06:ボークの投球(四球)を捕手が捕球した。

1、状況:

一死走者1塁、カウント3B-1S、左投手がセットポジションで静止せずに投球し捕手は捕球した。投球判定は『ボール』(四球)。一塁審判はボークのシグナルを出していた。

2、ポイント:

投手が走者を意図的にだまそうとする行為を防がなければなりません。もし、投手に意図を感じたら、厳重に規則を適用しなければなりません。ボークを宣告した後、どこでプレイを止めるか継続させるかを判断しなければなりません。

3、ジェスチャー:

① 当該審判員は、投手を右手で指さして『ザッツ・ボーク』 “That’s a balk !” を宣告する。

② 球審は投球判定『ボール』を宣告し、四球で打者走者を一塁に進める。

走者が一塁、一塁二塁、満塁のとき(フォースの状態)、ボークの投球が四球(死球)にあたった場合、ボークと関係なくプレイを進める。

③ 一死走者1塁2塁で試合を継続する。

 

4、適用規則:ボーク【5.02a、5.06c3、6.01g、6.02a、定義3、定義38】

ペナルティ 各規定によってボークが宣告されたときは、ボールデッドとなり、各走者は、アウトにされるおそれなく、1個の塁が与えられる。

ただし、ボークにもかかわらず、打者が安打、失策、四球、死球、その他で一塁に達し、かつ、他のすべての走者が少なくとも1個の塁を進んだときには、このペナルティの前段を適用しないで、プレイはボークと関係なく続けられる。

【6.02a原注】ボークルールの目的は、投手が走者を意図的に騙そうとするのを防ぐためであることを、審判員は心に銘記しなくてはならない。もし、審判員の判断で投手の〝意図〟に疑いを抱いたら、審判員は厳重に規則を適用すべきである。

5、場内または伝令への説明

投手の投球に対し一塁審判が“ボーク”を宣告しましたが、打者および走者が一個の塁を進んだので、そのままプレイを継続します。

タイトル:よくあるボークの例

① 投球に関連する動作を起こしながら、投球を中断する。

捕手のサインを見ながらストレッチを開始したが、途中でやめる。

軸足の膝を折った後に、反動をつけて塁へ送球する。

けん制しようとする塁と反対方向に肩を動かし、投球動作に入ったように見せかけて塁へ送球する。

自由な足をゆっくり上げながら一瞬止めた後に、投球または塁へ送球する。

自由な足を振って投手板の後縁線を越えた後に、1塁または3塁へ送球する。

② 塁に送球する前に、足を直接その方向に踏み出さない。

自由な足を本塁方向に踏み出して、塁へ送球する。

自由な足を上げたが、そのままもとの位置に下ろして塁へ送球する。

自由な足のつま先は塁に向いているが、かかとはほとんど地面から離れず足を回転させて、塁へ送球する。

③ セットポジションから完全に動作を静止しないで投球する。

両手を顔の前で接触させながらベルトのあたりまで下したが、完全に動作を静止しないで投球する。