07:打撃妨害(1OUT、二三塁、打者のバットが捕手のミットに接触)

1、状況:

一死2・3塁、打者の振ったバットが捕手のミットに当たったが、3塁への緩いゴロとなった。3塁手は捕球後3塁走者を目でけん制しながら1塁へ送球したが、ショートバウンドし一塁手が捕球できずにダイヤモンド内に転がった。これを見た3塁走者は本塁を駆け抜けたが、2塁走者は3塁に進めなかった。
球審は、選択プレイであることをベンチに向かって知らせたが、監督の回答が無かったので規則どおりに進めた。

2、ポイント:

打撃妨害(インターフェアランス)にもかかわらずプレイが進行している場合はプレイを継続させなければならない。なぜならば監督はこのプレイを受け入れることを選択することができるからである。

3、ジェスチャー:

① 捕手が打者を妨害 → 球審は、捕手を右手で指さして 『インターフェアランス』 ” That’s interference !” を宣告する。(頭上で左手甲を右手で二三度たたく)
② プレイが一段落した時点で(二塁走者が進塁していないことを確認して)球審は前方に進み出て大きく『タイム』、他の審判員も『タイム』を同調する。
③ 球審は、再度捕手を右手で指さして 『インターフェアランス』 ” That’s interference !” を宣告する。(頭上で左手甲を右手で二三度たたく)
④ 先ずは、打撃妨害の処置(一死満塁)をとる。
⑤ 球審は三塁走者を右手で指さして『3塁走者、3塁へ』“ You, back to third !”と指示する。次に、打者走者を右手で指さして『バッター、1塁へ』 “ You, first base !”と指示する。
⑥ 公式記録員に向かって左手の甲を右手でたたき、打撃妨害があったことを知らせます。
⑦ このとき、攻撃側の監督がプレイを生かすことを申し出る場合があります。そのときは、一死、走者1塁2塁・得点1とします。
⑧ 監督からの申し出がないときは、最初の処置のとおり、一死、走者満塁で試合を再開します。

◇ このケースではありませんが、塁上の走者が盗塁を企てていた場合は、最初にその走者に1個の塁を与える処置をとります。

4、適用規則: 打撃妨害【5.05b3、6.01c】

捕手またはその他の野手が、打者を妨害(インターフェア)した場合、打者は走者となり、アウトにされるおそれなく、安全に一塁が与えられる。(ただし、打者が一塁に進んで、これに触れることを条件とする)

しかし、妨害にもかかわらずプレイが続けられたときには、攻撃側チームの監督は、そのプレイが終わってからただちに、妨害行為に対するペナルティの代わりに、そのプレイを生かす旨を球審に通告することができる。

ただし、妨害にもかかわらず、打者が安打、失策、四球、死球、その他で一塁に達し、しかも他の全走者が少なくとも1個の塁を進んだときは、妨害とは関係なく、プレイは続けられる。

5、場内または伝令への説明

捕手の打撃妨害に対し、攻撃側監督からプレイを生かす申し出がなかったので、一  死満塁で再開いたします。