105:ワンアウト走者ニ・三塁。打者は外野フライを打ち、三塁走者はタッグアップして本塁へ。本塁はセーフとなった。この後、捕手は、三塁へ向かった二塁走者をアウトにしようと三塁へ送球した。セーフ。その後、守備側は、依然三塁走者の離塁が早かったとのアピールは可能か?

措置:できる。本塁でのプレイ後、引き続き三塁に向かっている二塁走者をアウトにしようと三塁に送球したのであれば、打球が打たれた後の一連のプレイは続いているので、その後の三塁でのアピールは可能となる。「プレイが止まった」状態で、三塁でのプレイが行われたのなら、アピールの前に「(他の)プレイをした」をしたことになり、その後のアピールはできないが、それにはこのケースは当たらない。

Category: 19アピールプレイ
19アピールプレイ

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106:ノーアウト走者一塁でヒットエンドラン。打者は投手の背中を直撃するライナーを放ち、それが空中にはね、三塁手がそれを捕らえてアウトとなった。打球が捕球されたとき、一塁走者は二塁ベース寸前まで来ていた。三塁手はダブルプレイを狙って一塁に送球した。しかし、それが悪送球となってスタンドに入ってしまった。悪送球が野手の手を離れたとき、一塁走者は二塁ベースには達していなかったが、ボールデッドになったときは、一塁走者は二塁を回って(二塁に触れて)いた。(a)どこまで進塁できるか。(b)悪送球が野手の手を離れたとき走者が二塁ベースを越えていたらどうなるか。本塁が与えられるのか?(c)オリジナルプレイに関してボールデッド中に走者は一塁に戻り、踏み直すことができるか。(d)走者は三塁に触れた後に一塁を踏み直すことができるか。(e)走者が三塁に触れた後に一塁に戻ろうとしたらどうするか。審判員はそれを止めるべきか。(f )このプレイで、ボールデッドになったとき、走者はすでに二塁を回っていた。走者は離塁の早かった塁の先の塁(すなわち次の塁)にいるのではないか。したがって、走者は(次の塁である)二塁に達していたので一塁には戻れないのではないか。(g)このケースで、一塁ベースの離塁が早かったのを走者が訂正するにはどうしたらよいか。(h)走者が安全進塁権を得た三塁に直接行ってしまった場合(ボールデッド中に一塁を踏み直さずに)、守備側は一塁の離塁が早かったことに対してアピールができるか。(i)ボールインプレイになったとき、守備側は二塁ベースでアピールして走者をアウトにすることができるか。(j )三塁手がボールデッドの個所に送球した行為は引き続きアピールすることを無効にするのではないか。(k)守備側が二塁でアピールし、審判員がセーフを宣告(守備側のアピールを確認済み)した場合、その後一塁でアピールできるか。(l)守備側が一塁でアピールしようとして、投手がアピールのときにボークを犯した場合は?(m)守備側がアピールしようとして、投手がスタンドに送球を投げ込んでしまった場合は?(n)二塁手は一塁でのアピールプレイをバックアップ(カバー)できるか。(o)守備側が一塁でアピールしようとして、投手が悪送球、そのボールがライト線を転々とした場合は?(p)アピールの前に、投手は投手板をはずし、走者にブラフをかけるため、送球するまねをした。これはプレイの企てか。(q)投手がアピールのために投手板をはずしたとき、走者が本塁に向かった。そのため、投手は捕手に送球、ランダウンになったが、結局三塁でセ—フとなった。その後、一塁へのアピールは可能か。(r)走者は第3アウトの後空過した塁を踏み直しに戻ることはできるか。