109:走者三塁。打者が外野飛球を打ち、三塁走者はタッグアップして本塁を踏んだ。外野からの返球は悪送球となってダッグアウトに入ってしまった。そのあと、三塁走者はリタッチが早かったと思い、三塁ベースに戻ろうとした。すでに本塁を踏んでいた三塁走者の踏み直しは認められるか?

措置:アマチユア野球では次のとおりの解釈をとっている。

①送球がボールデッドの個所に入ったとき、まだ走者が三本間にいた場合には、その走者の「次の塁」は本塁であるから、「次の塁」に到達していない三塁走者は三塁の踏み直しに戻ることができる。

②しかし、ボールデッドの間に、「次の塁」である本塁に触れてしまえば、三塁の踏み直しはもはや許されない。

③三塁走者が本塁に達した後に、送球がボールデッドの個所に入った場合は、その走者には「次の塁」がないことから、その走者がダッグアウトに入ってしまわない限り、三塁の踏み直しに戻ることは許される。

ボールデッド中の塁の踏み直し
塁を空過した場合も、飛球が捕らえられた際のリタッチの場合も、走者が「次の塁」に達してしまえば、ボールデッド中の塁の踏み直しはできない。(5.09 (c)(2)[規則説明](B)関連)

 

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