11:守備妨害(自打球を当てるが審判気づかず)

1、状況:

無死、走者二塁、打者が一塁線へバント、打者席を出てから踵に自打球を当てた。捕手の『当たった、当たった』の声で球審が一旦立ち止まった(球審は見えていなかった)。控えから見えたので呼んで伝えたところ、球審はそのまま受け入れて措置し(残りの審判3人キョトン)、インターフェア打者走者OUTを宣告し、走者を二塁へ戻し再開した。

 

2、ポイント:

打者のバント後の行為を(走者の走路、打球の位置など)できるだけ近づき確認する。捕手の後ろから追いかけるケースは非常に難しいが最大限努力する。

自分が確認できないプレイに対して、他の審判員に意見を求めることはできる。

3、ジェスチャー:打者走者がフェアボールに触れる

① 球審はプレイが一段落した時点で、前方に進み出て大きく『タイム』を宣告し、他の審判員も『タイム』を同調する。

② 球審は塁審を集めて4人で協議し、結果を責任審判に伝える。

③ 責任審判は結果が正しいか判断して、規則を適用(打者アウト)するよう伝える。

④ 打者走者を右手で指さして『インターフェアランス』 “ That’s interference !”  続いて、『打者走者、アウト』 “ Runner is out !”を宣告する。

⑤ 次に、二塁走者を右手で指さして『2塁へ』“ You, back to second!”と指示する。

4、適用規則:

野手(投手を含む)に触れていないフェアボールが打者走者に触れた場合  【5.09a7】(打者アウト)

ただし、打者がバッタースボックス内にいて、打球の進路を妨害しようとする意図がなかったと審判員が判断すれば、打者に当たった打球はファウルボールとなる。

5、場内または伝令への説明

打者走者がフェアーの打球に触れたことを確認したので、打者走者を“アウト”とし一死、走者二塁で試合を再開します。

<審判員の裁定8.02b、8.02c>

審判員の裁定が規則の適用を誤って下された疑いがあるときには、監督だけがその裁定を規則に基づく正しい裁定に訂正するように要請することができる。

しかし、監督はこのような裁定を下した審判員に対してだけアピールする(規則適用の訂正を申し出る)ことが許される。

高校野球では、監督はベンチから出れないため、主将、伝令または当該選手のみ申し出ることができる。(高校野球特別規則28)