18:守備側の勘違い(1OUT走者一塁、捕手が三振した打者につられ一塁へ悪送球)

1、状況:

1OUT走者一塁、ワンバウンドの投球を打者が空振り三振(打者アウト)、球審が打者にアウトを宣告したにもかかわらず、打者が一塁に走るのにつられて捕手が一塁へ送球した。送球は打者の背中にあたりファールグランドを転がった。

2、ポイント:

打者アウトを明確に宣告する。また、打者が一塁まで走ろうとしている場合、スリーフットレーンの枠内を走っているか確認する。

3、ジェスチャー:

① 球審は『ストライク・スリー、打者アウト』を大きく宣告する。
② 打者が一塁へ走ろうとしたら、再度『打者アウト』を大きく宣告する。
③ 打者の走路を確認しながら、捕手の行動にも注視する。

4、適用規則: 打者アウト(第3ストライクの宣告)【5.09a3】

0アウトまたは1アウトで一塁に走者がいるとき、第3ストライクが宣告された場合。

【注】0アウトまたは1アウトで一塁(一・二塁、一・三塁、一・二・三塁のときも同様)に走者がいた場合には、第3ストライクと宣告された投球を捕手が後逸したり、またはその投球が球審か捕手のマスクなどに入り込んだ場合でも、本項が適用されて打者はアウトになる。

守備側のボーンヘッド(打者または走者の妨害)【6.01a5】
アウトになったばかりの打者または走者、あるいは得点したばかりの走者が、味方の走者に対する野手の次の行動を阻止するか、あるいは妨げた場合は、その走者は、味方のプレーヤーが相手の守備を妨害(インターフェア)したものとして、アウトを宣告される。(5.09a13参照)

【原注】打者または走者が、アウトになった後走り続けてもその行為だけでは、野手を惑乱したり、邪魔したり、またはさえぎったものとはみなされない。
守備側が打者が走り出したことにつられて一塁へ悪送球して(打者の背中に送球が当たる等)、このため走者に進塁されても、守備側のボーンヘッドとするというわけだ。
ここで重要なのは一塁走者が一塁を飛び出したのを見て、捕手が送球したのを走路の内側(外側)を走り一塁の守備を妨害した場合は【6.01a5】を適用し一塁走者もOUTとする。これは一に審判員の判断である。

◇ ジェスチャー:
① 打者が走路の内側(外側)を走り一塁の守備を妨害した → 球審は前方に進み出て大きく『タイム』を宣告し、他の審判員も『タイム』を同調する。
② 球審は打者を右手で指さし『インターフェアランス』 “That’s interference !”、『打者、三振でアウト』 “Batter is out !”を宣告する。
③ 次に、一塁走者を右手で指さして『一塁走者、打者の守備妨害でアウト』 “ First-Runner is out for batter’s interference !”と指示する。
 
◇ 場内または伝令への説明

三振した打者が、一塁走者に対する守備を妨害したので一塁走者をアウトとします。
打者および一塁走者がアウト、攻守交替で試合を継続します。

5、場内または伝令への説明
  特にしない。守備側から確認された場合は、打者は三振であると宣告しましたという。