23:無死満塁。インフィールドフライを野手が落球。三塁走者は本塁へ、捕手はフォースプレイの姿勢でベースを踏み、一塁へ送球した。

1、状況:

無死満塁。打者はマウンド後方にフライを打ち上げてしまった。『インフィールドフライ』が球審と塁審から宣告された。飛球を受けようとした投手と遊撃手が重なり、遊撃手は一旦グラフに飛球を当てたが落としてしまった。これを見た3塁走者は本塁に向かって走り出した。遊撃手はボールを拾って捕手に送球したが、捕手はフォースプレイの捕球姿勢でベースを踏み、一塁へ送球しようとした。
球審の『セーフ』という宣告に守備側は呆然とした。

2、ポイント:

インフィールドフライを宣告すると打者はアウトになり、走者がフォースの状態ではなくなることを理解する。インフィールドフライが宣告されると、打者はアウトになるが、ボールインプレイである。

3、ジェスチャー:

① 投手の投球前に4人の審判員が胸に右手を当てて、インフィールドフライのケースであることを確認しあう。
② 当該審判員は、飛球が頂点から落下し始めたら、人差し指を立てて右腕を上げ → 『インフィールドフライ』 “ Infield fly !” 他の審判員も同調する。
③ 球審は、バッターに対し『バッター、アウト』“Batter is out !”を宣告する。
④ 野手が落球した場合、球審は、バッターに対しアウトのジェスチャーを繰り返しながら『バッター、アウト』、『バッター、アウト』 “ Batter(He) is out !” “ Batter(He) is out !” と再度宣告する。

4、適用規則:インフィールドフライ【定義40、5.09b6】

無死または1死で、走者が1塁・2塁、満塁のとき、打者が打った飛球(ライナーおよびバントを企てて飛球になったものを除く)で、内野手が普通の守備行為をすれば捕球できるものを、インフィールドフライという。
後位の走者がフォースプレイで先にアウトになれば、フォースの状態でなくなり、前位の走者には進塁の義務がなくなるから、身体に触球されなければアウトにはならない。(このアウトはタッグアウトである)

5、場内または伝令への説明

三塁走者に対する本塁でのプレイは、すでに打者がアウトとなっているのでタッグ   プレイであることを確認しました。