25:9回裏、1対1の同点、無死走者三塁。打者のカウント2B₋2Sのときスクイズが行われ三塁走者が本塁へ向かってきたときに、打者は片足を打者席の外において打った。(バットは投球に触れなかった)慌てた捕手は投球を受け損ねボールはバックネット前で転々としていた。

1、状況:

9回裏、1対1の同点、無死走者三塁。打者のカウント2ボール2ストライクのときスクイズが行われ三塁走者が本塁へ向かってきたときに、打者は片足を打者席の外において打った。(バットは投球に触れなかった)慌てた捕手は投球を受け損ねボールはバックネット前で転々としていた。

三塁走者は悠々と本塁を踏みサヨナラに歓喜したベンチおよび攻撃側応援団は興奮状態であった。捕手は球審に『バットにかすれたので守備妨害ではないか』とアピールしたため、球審は審判を集めて協議した。

2、ポイント:

打者が片足を打者席の外において打ち、投球がバットにあたったかどうかを注視する。投球がバットにあたらない場合はストライクをコールし状況を見定める。投球がバットに触れなければ反則打球にならない。

3、ジェスチャー:

① 球審は“ストライク”または“ストライクスリー”を宣告し状況を見守る。

② 捕手の『バットにかすれたので守備妨害ではないか』との確認に対しバットに当たっていないことを明確に伝える。

◇ 投球がバットに触れた場合、投球がバットに触れた瞬間に反則打球となるので、打球がフェアかファウルかは、反則打球とは関係ありません。また、チップした投球を捕手がキャッチしても、反則打球を適用します。

① 投球がバットに触れる → 球審は前方に進み出て大きく『タイム』 を宣告し、他の審判員も『タイム』を同調する。

② 球審は、打者を右手で指さして『反則打球』 “ That’s an illegal batted ball !” を宣告する。

③ 続いて、『バッター、アウト』 “ Batter is out !” を宣告する。

④ 次に、3塁走者を右手で指さして『3塁走者、3塁へ』 “ You, back to third !”と指示する。

(反則打球のとき、塁上に他の走者がいた場合は、投手の投球当時の占有塁に戻します。)

4、適用規則:投球がバットに触れた場合(反則打球)【6.03a1】

打者の反則行為によるアウト、次の場合、打者は反則行為でアウトになる。

打者が片足または両足を完全にバッタースボックスの外に置いて打った場合。

【原注】本項は、打者が打者席の外に出てバットにボールを当てた(フェアかファウルを問わない)とき、アウトを宣告されることを述べている。球審は、故意四球が企てられているとき、投球を打とうとする打者の足の位置に特に注意を払わなければならない。打者は打者席から跳び出したり、踏み出して投球を打つことは許されない。

5、場内または伝令への説明

投球がバットにあたっていないことを確認しました。得点を認め試合終了とします。