94:走者二塁、打者はヒットを打ち、二塁を狙った。二塁でのプレイに気をとられ、二塁走者は本塁を踏み損なってしまった。打者走者は二塁でセーフとなつた。二塁走者はまだダッグアウトに入ってはいなかった。二塁走者はダッグアウトに戻ろうとしていた。本塁空過に気付いていた一塁コーチャーは塁審にタイムを求めた。塁審はタイムを認めた。守備側は本塁でアピールしたが(二塁走者は踏み直しに戻ろうとはしなかった)、球審は、タイム中だったのでアピールを認めなかった。守備側はインプレイになってから本塁でアピールをした。どう措置するか。

19アピールプレイ (1)

措置:アピールは認められる。その理由は、走者が踏み直しに戻ろうとしておらず、またチームの一員がタイムをかけたからである。

走者が本塁を空過したので踏み直しに戻ろうとしたらタイムがかかってしまつた。次のようなケースが考えられる。(5.09(b)(12)、5.09 (c)(2)、5.09 (c) (4))

・走者が戻ろうとしていたときに塁審が不注意にもタイムをかけてしまった

・攻撃側が、守備側にアピールさせないようタイムを求めた

・守備側が、走者が本塁に戻るのを防ぐためにタイムを求めた

走者が塁を空過した場合、または本塁を通過していた場合、その走者または攻撃側がタイムをかけ、タイムになった場合、走者はアピールの状態におかれる。しかしながら、タイムが不注意で認められたとき、または守備側が得点を防ぐ意図で夕イムをかけたときは、タイムがかけられなかったらスコアになっていたかどうかを判断して、アピールを認めるか、または却下の処置をとる。