120:一死、走者一塁、一塁へのけん制の送球がボークとなり、それが悪送球となった。ファウルグラウンドを転々とし、そのボールを拾った一塁手または他の野手が二塁に送球。—塁走者はスタートが遅れていたため、ー・ニ塁間でランダウンプレイになってしまった。以下いずれの処置が正しいか。①悪送球を野手が拾った時点で一塁走者が二塁に到達していなければタイムをかけ、ボークを適用して一塁走者を二塁へ進塁させる。②ー ・ニ塁間でランダウンが始まったら即タイムをかけボークを適用し一塁走者を二塁へ進める(走者は動いていても内野手がボールを保持したから)。与えられた塁以上に走者が進んでランダウンになったときはボークと関係なくプレイを続けさせる。③ボールは内野に戻っても、一塁走者は動いている(ランダウン中)ので走者が進塁をストップしているとの条件にはあてはまらない。したがって、プレイを続けさせて、二塁に到達する前に走者がアウトになれば、タイムをかけ、ボークを適用して二塁へ進塁させるが、ランダウンプレイ中に守備側のエラーが発生する可能性もあり、ボークで与えられる塁以上に進塁できる可能性もあるため、すべてのプレイが止まるまでプレイを続けさせる。与えられた塁以上のところでタッダされればアウト、セーフになればセーフとなる。

A

120:一死、走者一塁、一塁へのけん制の送球がボークとなり、それが悪送球となった。ファウルグラウンドを転々とし、そのボールを拾った一塁手または他の野手が二塁に送球。—塁走者はスタートが遅れていたため、ー・ニ塁間でランダウンプレイになってしまった。以下いずれの処置が正しいか。①悪送球を野手が拾った時点で一塁走者が二塁に到達していなければタイムをかけ、ボークを適用して一塁走者を二塁へ進塁させる。②ー ・ニ塁間でランダウンが始まったら即タイムをかけボークを適用し一塁走者を二塁へ進める(走者は動いていても内野手がボールを保持したから)。与えられた塁以上に走者が進んでランダウンになったときはボークと関係なくプレイを続けさせる。③ボールは内野に戻っても、一塁走者は動いている(ランダウン中)ので走者が進塁をストップしているとの条件にはあてはまらない。したがって、プレイを続けさせて、二塁に到達する前に走者がアウトになれば、タイムをかけ、ボークを適用して二塁へ進塁させるが、ランダウンプレイ中に守備側のエラーが発生する可能性もあり、ボークで与えられる塁以上に進塁できる可能性もあるため、すべてのプレイが止まるまでプレイを続けさせる。与えられた塁以上のところでタッダされればアウト、セーフになればセーフとなる。

1、措置要約:③が正しい処置である。

塁への牽制がボークとなって、それが悪送球となった場合、走者は自分のリスクでボークで与えられた塁以上に進むことができる(6.02(a)[規則説明1])。

この場合、通常どおりの方法でボークをコールするが、審判員は、すべてのプレイが止まる(走者が進塁をストツブし、かつ野手が内野でボールを保持した状態)まで“タイム”をかけてはいけない。

2、審判員アクション

 ①当該審判員は、投手を右手で指さして『ザッツ・ボーク』 “That’s a balk !” を宣告する。     
 ②悪送球を確認して、プレイが一段落(ボールが内野手に戻り、走者が進塁を止めた状態)する  
  までランダウンプレイを見守る。
 ③二塁に到達する前に走者がアウトになったことを確認した。
 ④ボークを宣告した審判員は、前方に進み出て大きく『タイム』 を宣告する。他の審判員も『タ
  イム』を同調する。
 ⑤当該審判員は、投手を右手で指さして『ザッツ・ボーク』 “That’s a balk !” を再度宣告す
  る。
 ⑥アウトになった1塁走者を右手で指さして『1塁走者、2塁へ』 “ You, second base !”と
  指示する。
 ⑦ 一死走者2塁で試合を再開する。

3、適用規則

 ボーク(6.02(a)[規則説明1])  作成中

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