132:ツーアウト、走者ー・ニ塁。打者が外野へのヒット。外野手がバックホームしたが、二塁走者は本塁でセーフ。捕手は三塁に向かった一塁走者をアウトにしようとしたが、先にホームインした二塁走者に妨害されて、送球できなかった。どう措置するか?
措置:守備の対象である一塁走者を、得点したばかりの走者の妨害でアウト(スリーアウト)にして、打者走者が—塁に到達していたかどうかに関係なく、(二塁走者の)得点を認める。一塁走者は、二塁を越えて三塁に向かったことでフォースの状態は消えており、このようにツーアウトでフォースアウトでない状態で、プレイの介在があった場合には、打者走者が一塁に達していなくても、規則5.08 (a)[例外]には該当せず、得点が認められる。(6.01(a)インターフェアに対するペナルティ、同[注]、6.01 (a) (5))
プレイの介在と得点の記録
ノーアウトまたはワンアウトのとき、本塁でのプレイで走者が得点した後(プレイの介在)に妨害が発生した場合、その走者の得点は認められる。
ツーアウトのとき、本塁でのプレイで走者が得点した後(プレイの介在)に妨害が発生した場合、得点の記録については次のように整理できる。
①得点が認められるのは、守備(あるいはアウト)の対象がフォースの状態でない走者のとき。
②得点が認められないのは、守備(あるいはアウト)の対象が打者走者またはフォースの状態にある走者のとき。
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07走者の守備妨害