500-127試合の進行:走者がニ・三塁間でランダウンプレイされ、ボールを持った三塁手が走者を追いかけた。走者は走路外に離れたので、三塁手は触球行為をしないで審判員にアウトではないかと抗議した。どう処置したらよいか。

措置:三塁手の触球の動作がない限り、走者と塁を結ぶ直線より左右3フィート以上離れてもアウトにはならない。(5.09b⑴【注1】)ただし、下記②と同様、アウトにしようとする行為だと審判員が判断できれば「触球行為」としてアウトとする。

審判マニュアル ラインアウト抜粋
打球を捕った野手が走者にタッグしようとしたとき、その走者がタッグされまいと
してすでに大きく走路から外れていた場合、その走者をアウトにするためには、野手がその走者を追いかけ、しかもタッグする行為が必要なのか、その間に打者走者や他の走者をアウトにする機会を失ってしまう、ということが議論になった。そこで、2019年1月のプロ・アマ合同野球規則委員会では、次のような解釈をとることとした。
①単に野手がボールを保持した状態で、その保持されたボールが収まったグラブあるいはボールをつかんでいる手で走者にタッグしに行くことに限らず、②打球(送球)を処理して、ボールを保持した状態の野手がステップしただけで走者の方を向いた場合でも、たとえ手を差し出す行為がなくとも、アウトにしようとする行為だと審判員が判断できれば、「触球行為」とみなす。

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