過去、石川県で発生した事例を紹介します。審判員の皆さんはどう措置するか⁉ PDF一覧版
以下は公認野球規則、審判マニュアル、高校生のための野球規則のABC、競技者必携、その他文献の事例集をまとめたものです。2024年公認野球規則に適合しているかの検証は現在進行中です。
措置:インフィールドフライの場合、ボールインプレイである。したがって、走者は守備妨害でアウト、打者はインフィールドフライでアウトとなる。他の走者は投球当時に占有していた塁に戻る。(定義40 [原注]) 1、状況: 無死満塁。打者はマウンド後方にフライを打ち上げてしまった。『インフィールドフライ』が球審と塁審から宣告された。飛球を受けようとした投手と遊撃手が重なり、遊撃手は一旦グラフに飛球を当てたが落としてしまった。これを見た3塁走者は本塁に向かって走り出した。遊撃手はボールを拾って捕手に送球したが、捕手はフォースプレイの捕球姿勢でベースを踏み、一塁へ送球しようとした。 2、ポイント: インフィールドフライを宣告すると打者はアウトになり、走者がフォースの状態ではなくなることを理解する。インフィールドフライが宣告されると、打者はアウトになるが、ボールインプレイである。 3、ジェスチャー: ① 投手の投球前に4人の審判員が胸に右手を当てて、インフィールドフライのケースであることを確認しあう。 4、適用規則:インフィールドフライ【定義40、5.09b6】 無死または1死で、走者が1塁・2塁、満塁のとき、打者が打った飛球(ライナーおよびバントを企てて飛球になったものを除く)で、内野手が普通の守備行為をすれば捕球できるものを、インフィールドフライという。 5、場内または伝令への説明 三塁走者に対する本塁でのプレイは、すでに打者がアウトとなっているのでタッグ プレイであることを確認しました。
13インフィールドフライ (3)
球審の『セーフ』という宣告に守備側は呆然とした。
② 当該審判員は、飛球が頂点から落下し始めたら、人差し指を立てて右腕を上げ → 『インフィールドフライ』 “ Infield fly !” 他の審判員も同調する。
③ 球審は、バッターに対し『バッター、アウト』“Batter is out !”を宣告する。
④ 野手が落球した場合、球審は、バッターに対しアウトのジェスチャーを繰り返しながら『バッター、アウト』、『バッター、アウト』 “ Batter(He) is out !” “ Batter(He) is out !” と再度宣告する。
後位の走者がフォースプレイで先にアウトになれば、フォースの状態でなくなり、前位の走者には進塁の義務がなくなるから、身体に触球されなければアウトにはならない。(このアウトはタッグアウトである)